随 筆
技術功労賞受賞について*
三森滋美**
* 平成22年6月7日原稿受付
** 〒674-0065兵庫県明石市大久保町西島86-1-401
1.はじめに
学会創立40周年を記念するイベントに参加させていただき,その上,技術功労賞を受賞し,感無量である.1991年11月,長崎プリンスホテルにて開催された秋季油空圧講演会1),2)のお手伝いを日本機械&計測自動制御学会員としてさせていただいたことがご縁で入会,基盤強化委員となり,機械振興協会などにお邪魔し,ビールを片手に,会員増強対策や面白い研究テーマ,金型プレス制御システムの開発支援等について時には泊りがけで話しあい,その成果を学会誌の解説として述べた3)〜5).2000年から,フリーな立場でフルードパワーシステムの発展を祈念し,やり残した水圧駆動システムの応用面に重点をおき,兵庫県東播磨地区の現場を歩きながら調査した結果,東播磨県民局が主導する「いなみ野ため池ミュージアム創設プロジェクト」にはまりこみ,現在もため池・水路・疎水の水質浄化などで活動中である.本稿は,技術功労賞受賞に際して,大型油圧サーボシステムの研究開発経緯とライフワーク「ため池ミュージアム創り物語り」の第一章について述べたものである.
2.大型油圧サーボシステムの研究開発
油圧サーボの研究工事は入社時の見習い論文「パイロット弁の基礎的研究」一件のみで,事業所からの依頼研究「アキシャルピストンポンプの騒音低減の研究」6)や1965年1月計測自動制御学会論文集が始めて発行され,池辺洋先生の「回転形油圧サーボモータの基礎的研究」7)を参照し,サーボポンプ用トルクモータ型直動サーボ弁を試作,モータの回転数制御のベンチ試験等を行った.サーボ弁の実用化には至らなかったが,1970年池辺先生のご案内でアメリカの油圧サーボの状況を調査した.その後,船舶耐航性能研究室が世界一の水槽にマッチした造波装置を導入することとなり,アメリカでの実績調査を踏まえ,東京計器殿に纏めていただくことが決った.負荷である波の動特性を研究所長から教えていただき,波の精度向上と安定化対策を東京計器殿の若手の皆様とご一緒にアナログコンピュータでシミュレーションを繰り返し,実機で確認試験を行い,無事納入いただき,ほっとしたものである.その後,3500トン油圧プレスの開発8)以外に油圧サーボ関連の仕事は少なく,船舶部門のコンピュータ制御システム開発やタービン船訓練用シミュレータ開発のお手伝いをしながら,実績を認めていただいた9)〜13).油圧機器研究推進室の発足に伴い,国産のミニコンを導入していただき,特殊船の制御システムなどの開発を行い14)〜18),さらに高圧の水圧機器の開発に着手することとなり,負荷特性を模擬できる汎用負荷装置を試作19),ハイブリッドコンピュータで納入実績のあるリアルタイムシミュレーション用のデジタルコンピュータを新たに導入,社内制御教育の一環として,電気油圧サーボの実習と実績マニュアル,サーボ理論,およびリアルタイムシミュレーションなどの効果を学習頂いた.マイコンによる制御システムを含む油圧サーボ系のハードと負荷特性のシミュレータを直結し,実機と同じ操作をオペレータが行い,実機搭載以前に油圧サーボ全体の妥当性を確認するいわゆるハードウエアインザループシミュレーション手法を確立した.個人としてはアナログコンピュータの手習からリアルタイムシミュレータ用デジタルコンピュータの導入まで,研究開発段階に応じた各種コンピュータを駆使し,大型でしなやかな油圧サーボシステムの効率的な研究開発に挑戦できた.これも東京計器殿を始め,大型ショベル用3ポンプシステムの開発でお世話になった内田油圧殿,帆船航海シミュレータなど船舶関係でお世話になったKYB殿,油研工業殿他貴重な油圧機器とそのシミュレーション用の詳細データを提供いただいた皆様方のお陰であり,感謝の気持ちで一杯である.
3.ため池ミュージアム創り物語り
3.1油圧サーボシステムから水圧システムへ
工業用の新製品の開発は時代の変化・流れに沿って油圧サーボのごとくすばやく・正確に応答し,客先の満足を得ることが大切である.その上,納入後も進化・成長するシステムになるよう,計画段階から他社よりも少し先を予測し,「仕掛け」を設けておく必要があった.このような観点からハード・ソフトそしてヒューマン(含む客先・オペレータ)からなるハードウエアーインザループシミュレーションのような開発手法に30数年間もトライしてきた.(陰の声:学会事務局に近い六本木の***族の一人)1994年3月,帰郷して以降,世はパソコン・インターネット時代を迎え,大型コンピュータを取り囲んで,ああでもない,こうでもないと皆で智慧を出し合い検討する機会がめっきり少なくなり,制御やシミュレーション用のコンピュータと大型油圧サーボシステムからは遠のき,長崎でタネをまいた古くて新しいフルードパワーシステムである水圧システムに再び憑かれたような感じがした.
折もおり,帰郷した年の8月,JR加古川駅近くの東播磨県民局の展示資料の中に兵庫県企画部発行の「SUITEひょうご水の文化誌」を発見,当時兵庫県知事だった九州・佐賀県ご出身の貝原俊民氏の巻頭の言「本誌は兵庫における人と水とが織り成してきたさまざまな文化にスポットを当てながら,今後の新たな水環境について考え,人と自然,人と人,人と社会が豊かに調和して共生する“心豊かな兵庫”の実現を願って組曲ふうに編集しました」と座談会「水を巡る未来」の中で,作家の玉岡かおる氏が「私は播磨に住んでいますが,ため池がなくなり,土堤がコンクリートに変わっているのを見るのはたいへん寂しい.無神経な改変はしてほしくないですね.また,水の施設を決める場合に女性の視点を入れるのは不可欠ですね」さらに,当時姫路工大の服部保教授の「貴重な自然は自然文化財として残す必要があり,行政もため池や河川などの水辺の自然復元を積極的に進めてゆくべきだと思います」そして最後のページの「ここまで“人と水”をみてきました.しかしそれは,鍵穴をのぞいたに過ぎません.そこから抜け出して歩き出し,新たな物語をつくるのはあなたです.」の名文句に感動したものである.
一方,個人としては,1945年疎開先の大きな農業用谷池で六尺ふんどしの締め方と泳ぎ方をスパルタ式で叩き込まれ,小学1年生ひと夏で池を一周するまでに上達,また,将棋の木村名人の棋譜を見て感動した筋違い角戦法を応用したヒラメキの一手で田舎の先輩連中(含む賭け将棋のおじさん)を驚かせたものである.また個人所有の小さな谷池の大きな真鯉を無断で釣り揚げ,大目玉を食ったりした懐かしい原体験が浮かんできて,明石・大久保地区のため池群を新らたなふるさと創りに活かすべく,「ため池ミュージアム創り物語り」にトライすることとなった.
3.2いなみ野ため池ミュージアム創設プロジェクトの概要
1995年1月の阪神・淡路大震災から,ようやく立ち直りつつあった2002年4月,東播磨県民局企画調整部と兵庫県三木土地改良事務所農村計画課が主導する「いなみ野ため池ミュージアム創設プロジェクト」がやっと発足,推進実行委員会・同幹事会,ミュージアム基本計画検討委員会(学識者11名他で構成)などの検討結果,2003年3月,いなみ野ため池ミュージアム創設プロジェクト推進基本計画(案)が纏まり,これと並行して地元の兵庫大学経済情報学部において,ため池の文化研究成果などを学習する「ため池学」講座が開設,兵庫大学の学生諸君の他,地元の市民にも公開され,普通・農業高校生から80歳代の高齢者までが5年間,座学,フィールドワークに参加し,ため池ミュージアムインストラクターとして活動する基礎を学習した.
該ミュージアムの基本方針は上記プロジェクト推進基本計画(案)によると@「地域資源の発掘・活用と次代への維持継承」A「地域の魅力づくりへの展開」B多様な主体の参画と協働の仕組みづくり」の3つであり,エリアは兵庫県東播磨管内3市2町(明石市・加古川市・高砂市・稲美町・播磨町:ここには660のため池が密集し「ため池王国」と呼ばれている)および近隣地域である.また展開手法としては“地域まるごと博物館”というエコミュージアムの手法を活用することとなった.
県民だより東播磨2010年2月号によると,東播磨のため池群を管理・運営する組織(56のため池協議会,県・市町・事業者)をつくり,「いなみ野ため池ミュージアム運営協議会(会長:玉岡かおる氏)」が中心となって,地域の人々が阪神・淡路大震災で獲得した貴重な参画と協働の精神の下,ため池や水路を守り,これらを展示物と見立て「地域まるごと博物館」として演出する“いなみ野ため池ミュージアム”を展開するようになった.
また東播磨地域を地形,歴史,文化などの観点から@明石台地ゾーン(明石市:オニバスが群生する風景が広がる市街地近郊のため池群)A加古川扇状地ゾーン(加古川市,播磨町:加古川の歴史が息づくため池群Bいなみ野台地ゾーン(稲美町:人々の英知が生んだため池群と淡河川・山田川疎水)C里山・里池ゾーン(高砂・加古川両市:里山がはぐくんだため池群)の4つの区域に分割し,具体的には次のような活動を実施している.ため池や水路のクリーンキャンペーン,生息する動植物の観察会,また,ウオーキングやウインドサーフィン体験教室などを開催すると共に,絶滅危惧種に指定されている“アサザ”や“オニバス”など希少生物の保存活動も実施しており,近くのため池協議会が主催する上記イベントや里山・里池ゾーンのインストラクター養成講座にも参加,農業用ため池“原大池”の神事“樋抜きの儀”も見学させていただき,各協議会の各種多様な活動状況を把握できた.また,東播磨地区内のため池工事現場を歩き,浚渫や取水装置工事の建設業者の方々と面談,該ため池ミュージアムの存在をお聞きしたところ,あまりご存じなく,今後,関係業者殿への更なる普及活動が必要である.
2010年3月,農水省が選ぶ「ため池100選」に@いなみ野ため池ミュージアムA兵庫県最古の“天満大池”B井戸知事が見学にこられたことがある兵庫大学近辺の“寺田池”の三つが兵庫県から選ばれた.昨年からはいなみ野台地ゾーンにおける近代化を支えた“水の路”再発見プロジェクトに挑戦することとなり,淡河川・山田川疎水見学バスツアーに参加,疎水事業の歴史的意義や価値を再発見し,貴重な地域の財産として次代に引き継ぐとのこと.また,今年の7月には全国規模の疎水サミットが兵庫県公館で開かれ,広く情報を発信するとのことであった.以上,いなみ野ため池ミュージアムの詳細はホームページ「ため池王国・東播磨の挑戦」:http://www.inamino-tameike-museum.com/を参照下さい.
さて,県民局のような中間行政組織(県と市町の中間行政組織)が主導する10数年前,建築業界を賑わせたウォーター・アメニティーイベント20)や平成の大合併運動21)の一環としても捉えられる「ため池ミュージアム創設プロジェクト」は,ここまでが限度であり,いわゆるお役所(縦割り・単年度)仕事のほんの一部をOJTで学習することができ,最近流行の「事業仕分け」にも興味を持つ良い機会をいただいた.一方,明石市では市民の参画と協働を根幹とする自治基本条例を制定することとなり,その基礎となる「まちづくり」の各種講座に参加,市民運動は行政との対立型・要求型ではなく,協働型が成功につながることも学んだ22).さて,さて7年間の行政(事務局)が主導するプロジェクトの概要とそれに対するコメントはこの程度にして,いよいよ,フリーな高齢者で,新しい行政との真の参画と協働を夢見るフルードパワーシステム屋の「ため池群を核とするふるさと創り・ため池ミュージアム創り物語り」の第一章を始めましょう.
3.3ため池ミュージアム創り物語り(第一章)
ため池が有する機能のうち本来的な機能(利水)として農業用灌漑施設,防災保全施設があり,多面的機能として自然環境,親水空間,地域景観,歴史的資源等が上げられている.ここにため池のさらなる機能として“ミュージアム機能”が登場.特にその屋根のない「器」としての機能に着目して,典型的な水環境といえるため池およびその周辺の水路に設置される水圧システム・各種遠隔制御可能な「仕掛け」を構想中である.さらに,従来の博物館は五感のうちの視覚に重点を置き,触覚,聴覚,味覚,臭覚はあまり考慮されてこなかったようであり,五感を同じように活かせる新しいエコミュージアムをデザインしてみたい.このデザインに先立ち考慮すべき点を2,3示すと@明石市の上位計画:人・輝き夢・生まれそして,ふれあい広がる新しい飛躍の舞台海峡交流都市・明石(憩いの場所として整備された「地域の宝」)A空気と水を生かす:空気を風のような動きを含めて捉えることが今後のデザインの基本であり,水も液体として捉えるのでなく動きとしての水を捉える中に,新しいデザインの方法が潜んでいる(池邊陽著「デザインの鍵」,丸善)Bミュージアムデザイン:すべての博物館に共通していることは,お客様を迎えるための,美しいデザインを準備しようと努力しているということだ.いい博物館にはいいデザインがある.デザインコンセプトの定義は,いいモノをつくる覚悟である.(木下史青著「博物館へ行こう」岩波ジュニア新書)Cランドスケープデザイン:都市に水と緑を再生:長い時間の中で残る大事なものを見極め,その土地の伝統を学問的な根拠を持って活かす.(石川幹子東大教授)などがあり,すべての人に満足いただける博物館のデザインは中々の難物である.
そこで,新しいふるさと創りに活かせるものとしてホームグラウンド・水圧システムを応用できそうな産業・観光振興および新たなため池文化の創造についての調査からはじめることとした.
@ 県レベル:農業用水水源地保全対策事業(平成19年度から24年度まで)があり,間伐を進めるハード事業として,水圧駆動の間伐ロボットシステムの開発が考えられる.農業用水と水源林に係わる理解を深める活動ソフト事業として農業用水の自然エネルギーの活用支援があり,ため池操作部・頭首工などゲートの遠隔水圧駆動,小型発電用水車の開発が考えられる.さらに地域温暖化と農業農村整備事業としてため池の冷水による熱汚染処理システムなどが考えられる.
A 市町村レベルでは参画と協働によるコミュニティービジネス,アグリビジネスなどが考えられる.
B 研究開発レベルでは社団法人農業工学研究所(独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構)のa) 先端技術を活用した農林水産研究高度化事業があり,ため池などの低コスト改修・高度防災情報による防災対策技術の開発(農水省からの委託)
b)農業水利施設機能の実態解明と機能回復手法の研究(運営費交付金)がある.また財団法人日本水土総合研究所の21世紀の新たな展開方向としてストックマネジメントの項目の中の約25兆円に及ぶ農業水利資産の有効利用と次世代への継承は重要であるという項目が目を引き,さらに社団法人農業農村工学会(旧農業土木学会,平成19年6月29日より)等の膨大な研究成果があり,ため池関係で水圧システムの活用が期待される例として,(Search Engine for JSIDRE proceedings “ため池”より抜粋)
1. ため池とパイプライン地区を繋ぐサイホン式取水装置
2. フィルタープレスを用いた効率的な脱水装置の基礎実験
3. 老朽ため池手堤体調査への小型動的貫入試験の適用性
4. ため池底粘土の性質とそれを利用した改修工法について
5. ため池の防災機構発揮・減災に向けての管理について
6. ため池の多面的機能の整理・分析に対する定性推論の応用
が注目される.
これらのため池関連のテーマを関係先と打ち合わせ,基本計画を作成し,開発に取り組む中で,失敗を繰り返しながら,モノ創りに汗するプロセスがすなわち,ふるさと創りの1ページとなり,できあがってゆく各種水圧式の「仕掛け」が博物館の五感を刺激する生きた展示物になってゆくものと想像される.すなわち,古い遺産を守るだけの博物館から攻める博物館への展開であり,次代への資産創りでもある.その将来方向は時代の流れによっていくらでも変わって行くモノであり,その対応には,サーボ理論が教えるように変化するいろんな要求にすばやく,正確に追従する柔軟性が特に必要である.従って,水に関する施設の計画に際しては,前述の玉岡会長の言葉の通り,女性の視線と繊細なセンスが不可欠であり,さらに最近,神戸の古い大きな造船所でロボット開発が趣味であるという女性の技術者グループ誕生のニュースが流れた.今後,水や機能性流体を活用した高効率で繊細なロボットの研究開発に女性のパワーをおおいに発揮していただき,少子高齢化で元気のない科学技術立国・日本を支えていただきたい.また,従来,フルードパワーシステム学会では農業分野とのお付き合いが少なく,異分野交流の精神で大いにお付き合いしていただき,従来の社団法人からの脱却を試みていただければ幸せである.
4.おわりに
歳を取ると,森鴎外がいったごとく,ますますレトロスペクチブとなる.3年前亡くなられた若き哲学エッセイストでヘーゲルのよき理解者・池田晶子が言う「本当の自由とは自分からの自由である」をかみ締めながら,新装成った学会誌の表紙の目に優しい青緑の碁石と,大空へ無限に広がる碁盤をイメージし,フルードパワーシステムの新布石を並べてみたい.その第一着手(大型油圧サーボ)と第二着手(ため池ミュージアム創り物語り第一章)はやっと決まったが,まだ布石としてのシステムは未完成である.低炭素化社会23)等身体の外の環境問題と自分の身体の中の問題をうまくバランスさせながら,ため池ミュージアム創り物語り第二章にトライしたい.(陰の声:大二升は無理)その耐力パワー養成のため,ワイン・焼酎・お酒のようなフルードパワー(酒圧と総称してきた)の創発的効果に期待する.賛同される皆様との「醴水(れんすい)の交わり」を再びお願いする.最後に,フルードパワーシステム学会長はオールラウンドプレーヤーの北川先生からワインと機能性流体の横田先生にバトンタッチされ,新たな道を歩むこととなる.フルードパワーシステム学会のますますの発展を祈念し,子午線のまち・一昨年
“源氏物語千年紀”を祝った明石からのワードを打ち止めとする.
参考文献
1) 前田照行:秋季油圧講演会の報告,油圧と空気圧,Vol.23,No.1(1992年),pp.120/121
2) 田中 豊:三菱重工業株式会社・長崎研究所見学記,油圧と空気圧,Vol.23,No.1(1992年),pp.122/123
3) 三森:水圧システムへの期待,油圧と空気圧,Vol.25,No7(1994年),pp.769/771
4) 三森:関西の夢(創立25周年記念号),油圧と空気圧Vol.26,No.3(1995年),pp.266/268
5) 山崎幸治,三森他:流体式制振装置の開発,油圧と空気圧Vol.25No.7(1994年),pp.799/802
6) 三菱造船福岡工場設計,長崎研究部計装研究課:プランジャーポンプの騒音,油圧化設計1964年3月号,pp.30/35
7)池辺洋・稲葉清右衛門・伊藤康平・南潔・山口文夫:回転型油圧サーボモータの基礎的研究,計測自動制御学会論文集,Vol.1,No.1(1965年),pp.84/92
8) 大橋宏・三森他:大出力サーボ系の動向,計測と制御Vol.18No.2(1979年),pp.929/931
9) 石谷憲一郎・三森:舶用タービンプラント船機関部の操作訓練,シミュレーション技術研究会1975年11月号
10) 加藤実・三森他: コンクリート打設自動制御式セパレートブームの開発,三菱重工技報Vol.22No.2(1985年) ,pp1/8
11) 三森・高橋雄:波浪中の船体運動制御に適したSRASに関する研究,第6回計測自動制御学会九州支部学術講演会,(1987年11月),pp.15/18
12) 後河内雅裕・三森他:海中観測機器のための船体上下振動吸収装置の開発,西部造船会No.80(1990年),pp.153/161
13) 佐藤三禄・三森他:座談会「油圧サーボ」を語る―アプリケーションの展望と将来像―パワーデザイン11月号(1990年),pp.18/31
14) 三森:ハイステーブルキャビン艇の開発研究,P-SC137日本機械学会油空圧システムの高品位化に関する調査研究分科会,1991年11月
15) 大仲茂樹・三森:HSCC(高速艇),油空圧技術9月号,(1994年),pp.52/56
16) 三森・島田保:風力発電油空圧技術1月号,(1994年),pp48/54
17) 三森:油圧サーボの動向とトライボロジ,月刊トライボロジ5月号,No.45(1991年),pp.20/23
18) 三森:阪神タイガースと油圧,月刊トライボロジ,9月号,No.73(1993年),pp.44
19) 楠瀬正・三森:油圧式模擬負荷に関する研究,平成3年度秋季油空圧講演会
20) 久保田昌治:おもしろい水の話,日刊工業新聞社,1994年5月26日発行
21) 池内紀:祭りの季節,みすず書房(2010年)
22) 大江正章:地域の力――食・農・まちづくり,岩波新書(2008年)pp.166
23) 吉田文和・池田元美:持続可能な低炭素化社会,北海道大学出版社(2009年)
著者紹介
三森 滋美 君
1938年兵庫県姫路市生まれ.1962年神戸大学工学部計測工学科(米持ゼミ・流体論理素子)卒,同年三菱造船(株)(長崎造船所研究部計装研究課電算・制御係)入社,1994年三菱重工業(株)(長崎研究所)退社後,高菱エンジニアリング(株)を経由してナブテック(株)を2000年9月退社,以降フリー.計測自動制御学会正会員.
Email : s-mit@wonder.ocn.ne.jp