展 望

 

副会長のご挨拶*

 

眞田一志**,肥田一雄***

 

* 平成28617日原稿受付

**横浜国立大学大学院工学研究院,〒2408501 横浜市保土ケ谷区常盤台79-5

***川崎重工業株式会社 精密機械カンパニー,〒651-2239 神戸市西区櫨谷町松本234 

 

 

(一社)日本フルードパワーシステム学会の平成28年度総会が開催され,学会長に小山紀先生が選出されました.また,副会長として,肥田一雄が継続し,新たに眞田一志が任命されました.就任のご挨拶で,小山新会長は新しい運営方針を掲げられました.私ども,副会長として,小山新会長の運営方針に全面的に賛同し,新会長を補佐しつつ,学会の運営に尽力する所存です.副会長のご挨拶として,所信を述べさせていただきます.

 当学会では,アジア各国や欧米諸国との国際交流事業が活発に行われるようになりました.第10JFPS国際シンポジウム(20171025()27())の開催準備が進められています.海外研究動向調査委員会では,海外の国際会議に参加した会員から,開催状況や研究発表動向を紹介していただき,会員相互で共有し,研究活動に活用することを目指しています.日中若手研究者交流事業では,中国のフルードパワー学会との間で若手研究者を交互に派遣しています.中国機械工程学会流体伝動及控制分会と共同で日中国際共同ワークショップが開催されています.築地前会長は,2015年に韓国釜山で開催された国際セッションに日本代表団を派遣され,日韓の国際交流をさらに進めることとなりました.また,最近ベトナムの国立研究所との間でMOUが締結され,今後国際交流事業が進められる予定です.インドフルードパワー学会の国際会議への参加など,交流が行われています.ドイツ,米国,イギリス,北欧で開催される国際会議には,継続的に会員が参加しており,当学会のプレゼンスを示しています.このように,アジア諸国だけでなく,欧米各国との国際交流はさらに活発に行われます.これらの国際交流活動が円滑に進められるよう,副会長としてサポートをして参ります.

 産学連携を最重要の事業として位置づけ,一層のレベルアップが達成できるよう支援して参ります.特に,フルードパワー工業会と連携して,さまざまな事業が進められており,Win Winの関係を継続,強化して参ります.

 学会の運営体制,基盤の強化については,引き続き,副会長として,尽力して参ります.会員として,また賛助会員として,当学会に参加してよかった,と思われるように,さまざまな努力をして参ります.任期中,事務局と会員,賛助会員との橋渡しとして,私ども副会長も,微力ながらお役に立ちたいと考えておりますので,ご理解,ご支援のほど,何卒よろしくお願い申し上げます.

さなだ かずし

眞田 一志君

昭和613月東京工業大学大学院理工学研究科修士課程制御工学専攻修了.昭和614月東京工業大学助手,平成10年横浜国立大学工学部生産工学科助教授,平成13年横浜国立大学大学院助教授,平成16年横浜国立大学大学院教授,現在に至る.

E-mailsanada-kazushi-sn@ynu.ac.jp

 

 

 

 

 

ひだ かずお

肥田 一雄君

精密機械カンパニー プレジデント,(一社)日本フルードパワーシステム学会副会長,(一社)日本機械学会会員

E-mailhida_k@khi.co.jp

 

 

 

                                                                                           

 
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